海外就職ではこんな仕事ができる

なんとなく海外で仕事をしたいと考えている人は少なくありませんが、具体的に「こんな仕事をしたい」と思って就職活動をしている人は実は多くありません。実際海外就職した人の中には、日本で経験したことがない全く未経験の仕事に就いている人も大勢います。具体的にどんな仕事に就くことができるのでしょうか。

海外で日本語を使って働く場合

英語が得意でないという人でも海外就職は可能です。日本人を相手に日本語で仕事をすればよいのです。例えば、観光地の日本人向けのガイドとして働く、日本食レストランで働くなど観光地をメインに探せば、仕事は意外と見つかります。アメリカであればハワイで仕事を探しましょう。日本人を積極的に採用している企業はたくさんあるはずです。もちろん英語が話せるに越したことはありませんが、日本人はよく気が付き、様々な面できめ細やかなサービスができると外国でも考えられています。日本人であることだけでも大きな武器なのです。

海外で英語もしくは現地の言葉を使って働く場合

せっかく外国で働くのだからもっと現地の人々と交流しながら仕事がしたいという場合は、最低限でも英語は日常会話程度を話せるようにしておかなければなりません。シンガポールなどの世界から多くのビジネスマンが集まるような大きな都市の場合は英語での仕事が基本です。英語を話すことができれば仕事の幅はかなり広がると考えましょう。しかし、タイなどのアジアの発展途上国で仕事をする場合は英語だけでは不十分。現地の人々とスムーズにコミュニケーションをとるなら現地の言葉を学ぶ必要があります。それができれば、日本と取引の多い現地の企業などで現地採用の可能性があるでしょう。

海外就職しようとしている人におすすめの資格

日本では就職に有利になるからと資格取得を勧める人が多いように感じますが、海外ではどうなのでしょうか。海外就職を考えている人におすすめの資格をご紹介します。

言語系の資格

一般的に通用する資格としてはやはり言語系の資格です。コミュニケーションは仕事をする上で大切なことなので話せないよりは話せるほうが良いからです。大学では当たり前になりつつあるTOEICは日系企業では通用する資格です。もちろん高得点でないと意味はありませんので少なくとも700点以上は取っておくようにしましょう。具体的に働きたい国が決まっているのであれば、現地の言語の資格があればそれも取得しておくとより良いです。

日本人が多い国で通用する資格

観光地や駐在員が多い国で、日本人相手に働く場合通用する資格は、保育士免許、教員免許や旅行関係の資格です。日本人が多い国の場合は駐在員の家族向けの保育施設や家庭教師の募集が一定数あります。日本人に任せたいという家庭が多いので資格を持っている場合は就職に有利でしょう。他には観光地で仕事をする場合は旅行関係の資格を持っておくとツアーガイドなどをすることもできるのでおすすめです。

海外就職の場合は実務経験が大切

海外は日本よりも資格を重要視しないと考えておいたほうが良いです。資格を持っていても使いこなすことができない飾りであれば意味がないと考える人が多く、資格はなくても実務経験があれば即採用ということは大いにあります。資格を持っていて実務経験もあるという形がベストですが、初めて海外就職する場合は実務経験なんてないのが当たり前です。実務経験がなくてもやる気と行動力があれば就職先はありますのであまり心配しないで良いでしょう。

海外就職した場合は年金や健康保険はどうなるの?

海外就職をする際に気になるのが日本という国に納めているお金について。例えば、年金や健康保険に関してです。日本の企業で働いていた時には給与から勝手に天引きしてもらえていたものなのであまり気にしたことがないという人もいるかもしれませんが、海外で働くとなると少し見直しておく必要がありそうですね。

海外派遣されている駐在員の場合

駐在員の場合は基本的に日本にいた頃と同様に考えて構いません。年金も健康保険も今まで通り天引きされて日本にいる家族が治療を受ける際も今まで同様の自己負担額で治療を受けることができます。駐在員の場合は五日日本に帰ることが決まっているので日本の年金や保険なども特に変わらず支払い続けるというスタンスになると考えておきましょう。

現地採用の場合

海外において直接雇用される場合は、その国のルールに従わなければなりません。外資系か日系企業化によっても対応は違いますが、駐在員と違って現地採用の場合は日本に戻ることになるのかどうかもわからないためあまり考慮されないことがほとんどのようです。住民票を抜いた時に国民年金の支払いは任意になりますが、支払い続けるかどうかは将来日本に戻るつもりかどうかで判断しましょう。日本に戻って老後を送るつもりであれば、国民年金は支払い続けたほうが良いです。もちろん国民年金だけで老後生活していくことは現実的に難しいので個人年金なども考えておいたほうが良いでしょう。そのまま海外で老後も過ごすのであれば支払い続ける必要はありません。健康保険についても住民票を日本に残しておくのであれば、加入しておくこともできますが日本で病院に行くことは少なくなるでしょうから、海外で働く場合は別で医療保険などに加入しておいた方が良さそうです。

海外の日本食レストランで働こう!

海外就職でどんな仕事をしたいのか考えた時に、日本で外国人が働いているところを考えてみると良いでしょう。イタリア料理の店ではイタリア人、フランス料理の店ではフランス人、インドカレーの店ではインド人が働いていませんか?本格的な店となるとかなりの確率で現地の人が働いています。日本人が外国で働く場合も同じで、日本料理の店は基本的にどの国でも求人が多く出ているのです。

海外の日本料理の店は高級店

日本でもイタリア人シェフがやっているイタリア料理の店は比較的高級なイメージがあると思いますが、日本料理も同様に日本人がシェフをしている店は海外でも高級店の可能性が高いです。日本食はヘルシーで体にもよいと海外で認められつつありますし、寿司やてんぷらは外国人にも人気の日本料理ですよね。そんな日本料理ブームの中、海外でも日本力レストランが増えてきており、日本人向けの求人も増えてきている状況なのです。

調理師免許を取得しておこう

もちろん日本人だからと言ってすぐ採用されるわけではありません。シェフとして働きたいのであれば調理師免許は取っておく必要があるでしょう。海外の日本食レストランは高級店であることが多いのでそこで働くシェフはお給料も良いことが多いです。

他に持っておくと良い資格

資格は海外就職で現地の人を相手にする場合は持っていても意味がないという人もいますが、現地の日本人向けの仕事であれば資格は意外と活かせます。例えば保育士免許や教員免許などは、特に駐在員の多い大きな都市では需要が高いです。他にも美容師免許は海外の日本人対象の美容室などで働く場合には持っておくと良い免許です。要は日本人相手の仕事であれば日本の資格も使えるということなのでしょう。

いざ海外就職!日本を離れる前に必要な手続き

海外就職となると海外への滞在期間は数年単位となり、旅行とは比べ物になりません。基本的に3か月以上の長期間海外へ滞在する場合は様々な公的手続きをしておく必要があります。日本を離れる直前になって慌てないように準備しておきましょう。

海外転出届、国際免許証、在留届

日本を1年以上離れるという場合は、海外転出届を提出し住民票を抜いておきます。そうすると年金や健康保険の支払いが免除されますので長期間海外へ行く場合には提出しておきましょう。しかし、長期間海外へ行くものの老後は日本で生活をするつもりという人は、国民年金は任意で支払いが可能なので支払い続けておくことをおすすめします。国際免許証は、海外で車を運転する予定の人は必ず取っておく必要があります。免許センターや警察署で受け付けてもらえるので忘れないようにしておきます。在留届は3か月以上日本を離れる場合は提出しておかなければなりません。海外事故や災害が起こった場合に安否確認をするためです。

住民税、国民年金、健康保険

住民税は前年度の所得額に基づき、1月1日に住民票がある市区町村から課税されます。1月1日の段階で住民票が日本にない場合は課税されません。海外転出届と一緒に申請しておけば間違いありませんね。国民年金は海外転出届を提出すれば支払う義務はなくなります。しかし、将来自分が日本に戻るつもりなのかどうかをよく考えましょう。戻るつもりなのであれば支払っていない期間分、年金の支給額も減ってしまいますので、人気で支払い続けたほうが良いのです。健康保険は長期間海外へ滞在する場合支払い続けるメリットはほとんどありませんが、一時帰国中にケガや病気をした場合には保険が適用されませんので、それだけは注意が必要です。